近年タコ釣りは好調な状態が続いていたようですが、今年はそこまで大爆釣といかないようで、渋い日もあったりみたいです。
釣り仲間にお誘いを受け、船橋エリアから出船。
天気は良いですが、とても暑いです。
今回乗船したのは「エギタコ船」。
東京湾のタコ釣りは「テンヤ」にカニを縛り付けた仕掛けを手で直接操作していくテンヤ釣りが主流でした。
これが「タコテンヤ」。蒲鉾の板などで自作される方も居ましたね。
これはヤマシタの市販品です。餌のカニも船宿さんで本物を用意して頂けるのですが、
写真のようにゴム製のイミテーションでも同じように釣れるみたいです。
さて、近年はイカ用のエギのフックをタコ用に改良したタコエギを使った釣りが多くなりました。
エサも不要で竿で釣る為、手釣りより簡単ということもあってか、今や「テンヤ」より「エギ」で出船する船宿が
多くなっているようです。エギが増えた分、テンヤで釣らせる船宿が減っている気がします。
自分はテンヤにカニを縛った仕掛けを手で手繰るテンヤ釣りしか経験が無いので、
エギタコ経験者の仲間に聞いてエギ用の道具を準備しました。
【アスパラのベーコン巻き】ならぬ【タコエギの豚バラ巻き】です。
これは仲間が準備してきた仕掛け。
理由は分からないが、なぜかタコは豚のバラ肉が大好きらしく、エギに豚バラ肉を巻くと良く釣れるというので、
皆さんエギに豚バラを巻いてきています。
事情を知らない人から見ると衝撃的な写真かも。
この日はタコの乗りが絶好調とはいかず。
どちらかというと渋い感じでした。
仲間が何杯か捕っただけで、自分には全く反応がありません。
何かがエギに掛かってきましたね。
ウミエラです。
これはトゲウミエラという種類みたいです。
ウミエラはサンゴの仲間で、植物ではありません。
変な生き物として紹介される事もよくあります。
良く見るとカニのような生き物が挟まっているのが分かりますか?
コレは、「ウミエラカニダマシ」という、ウミエラと共生している生き物です。
カニダマシというようにカニのようで実はカニではない、ヤドカリの仲間です。
※足の数が8本らしい(カニは10本)。
どうにも釣れないので、秘密兵器を投入。
近所のドブで捕まえ冷凍保存しておいたザリガニです。
エギに輪ゴムで固定してみました。
この仕掛けで一杯釣ることが出来ました。
結局自分は、この一杯だけで終了。
オデコ(0尾)じゃなくて良かったです。
本日の水揚げ。小〜中型のタコですね。
タコ釣りのお楽しみはタコ料理です。
家に着いたら頭をひっくり返して内臓を取り除き、
続いてクチバシと目玉を取り除きます。
ここから今回検索で得た調理のヒント、「冷凍」を試します。
通常はここから良く揉んでヌメリを取りましょうと、進んで行くのですが、
この、ヌメリ取りが結構な重労働なのであります。
ネット検索で、一旦冷凍するとヌメリが楽に取れやすいとの情報を得ました、しかも肉質も柔らかくなるようで。
(タコは全身筋肉なので新鮮なものほど非常に硬いです。
なので、料理屋さんなどは俎板の上にタコを置いて、スリコギや大根などでダンダン叩いて柔らかくするそうです。)
タコは冷凍保存が効くようなので、食べるタイミングで解凍すれば良いようです。
数日後に解凍して調理の続きを行いました。
ここからの調理法を調べると、荒塩をぶっかけて揉むと解説されている事が多いです。
が、塩を使うとしょっぱくなるから塩は掛けないで揉む方が良いという説もあるみたいです。
今回は最初だけ軽く塩して揉んでみました。
一旦冷凍した効果があったようで、ヌメリが取りやすくなってました。
塩が残らないように良く洗い流してから茹で作業です。
茹で方は軽くが基本のようです。
元々生でも食べられる新鮮素材ですので茹で過ぎ注意ですね。
お茶(緑茶)で茹でると色が綺麗に仕上がると言われていて、
(色々な方法があって、お茶の他、小豆とか醤油とかでも良いようです。)
鍋にお湯を沸かしてから茶葉を入れて、タコ投入。
タコは頭を持って、足の先からちょっとづつお湯に入れていくと足が綺麗に丸まります。
茹で上がりました!
タコと言えばタコ焼きでしょ!
という事で、タコ焼き行きます。
このためにタコ焼き機を購入しました。
岩谷カセットガスのタコ焼き機です。
ガスカートリッジ式なら屋外(例えばキャンプやBBQ)でも使いやすいし、火力が強いので美味しく仕上がりそう。
タコ焼き機初始動。
初めて焼いてみましたが、初めてにしてはまぁまぁ上手に焼けたのではないでしょうか。
くるくる回すのが、コツが必要で難しく感じましたね。
もちろん大変美味しかったです。
タコ焼きで余ったタコを使って、お刺身で一杯やってみました。
お刺身は素材の味がしっかり分かるので、大変美味しいです。
やはり「地物」は美味しいですね〜。